表題だけ見ると、まったく違うことを思い浮かべてしまいますが(笑)、じつは、なかなか含蓄のある言葉です。

keep it simple and stupid

「いいからシンプルにしとけ! この間抜け野郎!」

などという、なんとも荒っぽい意訳もあったりするようですが、言ってることには至極納得。システムや工学における設計についての経験則からの言葉だそうです。荒っぽいのは出処がUS.NAVYだからとか、そうでないとか・・・?(笑)

Wikiで調べてみると、軍用機開発者の造語であるというルーツもありますが、そこでは・・・。

keep it short and simple 「簡潔にそして単純に」

となっております。ちょっと言葉に上品さが加わりましたね(笑)

いずれにせよ、「不要の複雑性を避け、単純に設計しておくことが成功(完成)への近道である」みたいな、そういう意味合いで使われているようです。


さて、安全に関するソフトウェアやハードウェアにも、まさにこれが当てはまります。

いざという緊急事態において、基本的に人間は緊張し、混乱し、思考が低下あるいは停止します。その状況下でも直感的にわかるようなシンプルな対応処置や機材が最も威力を発揮すると思うのです。

まったくもって緊急事態ではない例ですが、たとえばPCでDVDを見ることをうちのカミさんに教えましたが、これがピンと来ない。「なんかよく分からない」だそうです。

これが(安価な)DVDプレイヤーになると、▶や■で構成される記号で、ボタンの目的がすぐにわかります。説明書いらずです。

とりあえず何かを見ようというとき、PCでなくDVDプレーヤーのほうが誰でも簡単に使い易いということです。(昔のカセットテープなんかだとさらに輪をかけてシンプルでしたな。と、中年男性としては心底思ったりしてます)

様々な機能が一つに集約されたパソコンやスマートホンは案外と使いにくいもの・・・。電源の切れた状態から、スマホで、目をつぶったまま、好きな音楽を探して聞くことができますか?

慣れてしまっていて、そう感じないかもしれませんが、実は操作自体は複雑化しているものも少なくありません。

緊急時なら、なおさらです。深く考えなくても、「見ればわかる。」「やればわかる。」という状況にしておくと、間違いが少ないということなんです。使用者が 一人、あるいは特定の人たちが日常的に使用しているものやルーチンならば、「慣れ」という学習行動により、そこそこ的確な対応ができそうですが、不特定多数の人が突発的に使うとなると話が別です。
やはりシンプル、かつ、見た目でこれがどういうものであるかわかるような、そんな装備や状況を作っておきたいものです。

そして様々なプロトコルにおいても同様にKISSの原則は適用されるべきだと考えます。(これについては、また後日まとめてみたいと思います。

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