半人前という言葉がありますが、おおよそ「未熟者」という意味で使われているものと思います。

(ゴハン半人前というのもありますが、ここでは全く無関係です(笑))

屋外活動においては、単に「未熟者」「初心者」という意味だけでなく、安全な活動能力の係数として考えてみると面白いと思いませんか?
一人前は1.0.半人前は0.5の係数を持っているという考え方です。

半人前がたくさん集まる状況において、活動能力を総和で考えてしまうとものすごいマンパワーがあることになります。
実際、そういう総和で考えられるような作業や活動もたくさんあるのですが、屋外活動における活動能力、行動能力と考えると残念ながらこれは違うといえるでしょう。

これを係数として考えていくと下のようになります。
人数が増えると総体としての能力は上がる(例、半人前が3人で0.5×3=1.5 10人で0.5×10=5.0)
人数が増えると総体としての能力は下がる(例、半人前が3人で0.5の3乗=0.125 10人で0.5の10乗=約0.0005)
そこに一人前の人がいるとこの数値を変えない状態。一人前以上の人がいれば多少なりとも数値が上がっていくわけです。
指導者と呼ばれる人たちは、この係数を引き上げる能力のある人ということになります。

物理的なモノづくりなんかで考えてみるとわかりやすいでしょうか?
モノ(材料)を運ぶという動作や単純作業や反復作業などの場合はマンパワーが反映されるものなので人海戦術は非常に有効です。
しかし、状況判断や創造性のある活動(企画や設計)や技術的作業が必要な活動では、半人前(素人)がいくら集まっても質の高い完成を見ることはまずありません。

まあ、素直に半人前=0.5にしてしまうと、あまりにも極端な数値になりますが、少人数であればこれはこれで十分に可能性のある数値です。

屋外活動をする場合。半人前が何人集まっても。極端な話、行動能力の低い幼い子供たちが揃っていると、グループ総体としての活動能力はどんどん下がっていくものです。
逆に一人前以上の行動能力を持つ人が数人集まると相乗効果で活動能力が上がる可能性もあるわけです。

たとえば、仲間とのグループ(複数名)で行動する場合。上級者(リーダー)と初心者(グループの構成員)と考えてみると、指導力の高い人がいる場合、未熟な人だけの場合と比較して、グループとしての活動能力(あるいは安全に活動できる範囲)は少しずつでも上がっていくわけです。人数比が大きい場合と小さい場合で考えてみても面白いですよね。

そもそも活動能力の一人前ってどんなもの?とか、この半人前係数の初期値って何?とか・・・。
今回は、半人前という言葉にこだわってみましたので0.5で固定してしまっていますが、とりあえず、チョット極端な数値ではあるので、そのあたりをまずはチョイチョイ弄りつつ、いろいろ計算してみるとなかなか面白いことになりそうです。

まあ、この考え方で整合性を持たせようとすると、きちんと定義しなきゃいけないところや思うところはそりゃもうてんこ盛りにたくさんあるんですが、それらを一気にここで考えると相当ややこしいことになるので、また機会を作って少しずつ書いていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です